家づくりに1番困ったのが、間取りの決定についてです。
打ち合わせ当日、その時は良い感じかなと思っても、
家に帰ってゆっくり考えてみると困ることが出てくる事を繰り返し、何回も変更させてもらいました。
設計士さんには頭を悩ませてしまいました。
家を建てる上で一番大事な箇所は間取りでしょう。「なぜ難しいのか」「その対策があれば」の2点について書きました。
こんな方におすすめ
- 間取りってすぐ決まるの?難しい?
- いい間取りの決定方法はない?
間取りの決定が難しい理由
そもそも、間取り決め(プラン決定)がなぜ難しいか、大きく4つあります。
メモ
間取り決め…プラン決定と呼びます
間取りの提案力は、建築士の優秀さ・相性に依存する
一級建築士のような優秀な建築士であれば、ベストな間取りを提案され、変更1、2回で確定している方もいます。経験に長けた設計士は、提案に奥が深いです。
私たちの担当設計士は、2級建築士でした。いろいろ提案していただき、「こんなこともできるのか」と素晴らしい発想も沢山ありました。ただ、「どうもしっくりこない」そして修正の要望を出していました。
恐らく、相性だろうと思います。建築士のYouTuberさんによると、変更は1、2回が普通でそれ以外は担当を変えた方が良いと話していました。
個人的には「それは難しいのでは?」と思いましたが、相性はあると思います。
因みに、住友林業の設計士は提案力が高いと言われています。
土地の個性を活かす必要がある
土地といっても、様々な形があります。
・真四角、長方形
・南向き、北向き、東西の家
一番良いとされる南向きの土地であれば、数十パターンの間取りに絞れるでしょう。
しかし、日当たりやビル、川、林や山など土地には色々な特徴があります。
このような特徴のメリット・デメリットを設計に生かす提案力が設計士の力を試していると思います。
設計士の方に、「土地を生かした設計はどこですか?」と聞いてみて下さい。
※YouTubeの動画を差し込む
この動画でも土地の個性を生かすことが大切をと言われています。
ただのパズル合わせとは違う
初めて家づくりをする際に、間取りは「欲しい部屋と欲しい大きさのパズルを組み合わせることで完成する」と思っていました。
しかし、当然そんなに簡単なものではありません。
・構造上の問題:荷重に耐えるには柱が必要
・生活動線の問題:回り道が多くなってないか
・風水的な問題:私たちはほとんど考えませんでしたが、大切ではあると思います
私たちは、生活動線を最優先し間取りを考えていきました。動線の考え方については、次の項でお伝えします。住友林業は、「ビッグフレーム工法」があるため、比較的構造上の問題は少なく出来ます。他のメーカーでは、追加の柱が必要だったりしますので、自由な設計が出来やすいのは利点です。
時間が意外に無い
間取り決定には思ったより時間がありません。その理由は、ハウスメーカーと契約をした段階で、着工予定日が決定してずらせないからです。
因みに契約は2回あります。
・1回目:あなたのハウスメーカーに決定します
・2回目:この設計(間取り・外壁・内装)で着工を依頼する
1回目の契約を済ませると残り時間は限られます。すんなりと間取りが確定すれば、問題ないですが、難渋するとそのまま着工せざるを得ない状況となってきます。
上記より、契約前にある程度満足の行く間取りを作っておく事がベストでしょう。間取りがほぼ完成している方が、値引き交渉などでも有効です。
例えば、1回目の契約の時は35坪だったものが、2回目契約前に40坪に変更となった場合、値引き交渉は35坪の値段に対するものになってしまいますが、40坪の家を建てる予定であれば、もっと値引きが出来る可能性が高いというものです。
間取りを決める上で、ココリンが行った方法
私たちが間取りを評価する上で行った方法を紹介します。
生活動線を確認する方法
自己流ですが、簡単に出来るので参考にどうぞ。
準備・手順
・準備:図面をコピー(又は、写真を撮りiPad上で行う)
①家に帰ってから通る道筋(動線)をなぞっていく
②線が重複する場所が狭い、回り道が多い・遠いなどの不都合が分かる
③改善方法を検討する
実際に通る道を図面に起こします。iPadがあれば写真を撮って、apple pencilで書くだけなので簡単に出来ます。
この評価方法で、廊下にゆとりを持たせ、圧迫感を無くしたり、遠回りになる箇所を近くしたりすることが出来ます。
設計した間取りに近い広さの家を見に行く
これは結構大事です。私たちも一応実物を見て図面との差を無くしたつもりでしたが、まだ甘く、「少し小さいな」と後悔しました。そのため、実物に近い広さを見ずに決定してしまうと大きく後悔してしまう可能性があります。
前提として、大きく以下がかかわってきます。
注意ポイント
※「設計士の広さ感覚」と「自分たちの広さの感覚」が解離していて当たり前
・設計士の感覚:一般的な平均値
・私たちの感覚:育った家や現在住んでいる間取りに大きく影響する
上記が本質だと思っています。
設計士は多くの人の平均的な広さが普通で、それよりも大きければ広いと伝えます。
しかし、私たちは実家が広い家の場合、それが普通となり、感覚がかなり設計士と違ってきます。
これは仕方がないことですので、誤差をできるだけなくす方法をお伝えします。
「実際の広さがどんなものか確認してみる」と言う方法が1番良いです。
例えば展示場の広さと同じ、友人の家の広さと同じ、アパートの広さが同じなど、図面で確認する広さは初心者には、分かりずらいため、実物を見る方がイメージがつかみやすい
移動時間などは大変かもしれませんが、時間をかけて損はない箇所です
現在建設中の家ですが、私たちの感覚としてはリビングが狭いと感じていますが、設計の段階で設計士からは広いリビングと聞いていました。
同じような後悔はして欲しくないため、ここは強くお勧めします。
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