住友林業と2020年の9月に契約、着工が2021年3月であり、約7ヵ月の間で仕様を決定していきました。
ココリン家の契約から着工までの流れ・内容について、詳しく紹介します。
あらかじめ知る事で、気持ちのゆとりや先延ばしにしないなどの効果がでると思います。
なお、私達は土地探しから住友林業に協力して貰っていたため、通常の順序とは異なる部分がある事をご了承下さい。
こんな方におすすめ
- 契約後はどんな流れになるんだろう
- 標準(推奨仕様)と提案仕様の違いは?
- 予算が大まかに決まるのはいつ?
- きこりん税(12%)の対象品は?
契約までに絶対抑えておきたい事項【契約後の値引きは出来ない!】
流れを話す前に、「契約までに、もっと値引き交渉すれば良かった!」と私たちのように後悔する方を少しでも減らせるようお伝えします。
営業担当者さんから、契約前に「契約後の値引きはできない」と伝えられていましたが、大阪生まれでない私達にとって、値引き交渉が出来ませんでした。
住友林業から多少の値引きはありましたが、こちらから値引き交渉はしていなかった事・競合が居なかった事もあり、本当はもっと値引けたのではないかと後悔しています。
営業担当者さんと今後の付き合いもあると思いますが、契約後の値引きは出来ないと思っておきましょう。
しかし、契約後にも裏技的に値引きが出来る場合があります。私達の値引き状況については、こちらの記事にまとめています➡契約前のサービスと値引きの実際【2020年9月契約時】
【思ったより時間が無い!】打ち合わせ・着工スケジュール公開
私たちの契約後の日程を紹介します。もっとスケジュールの詳細を知りたい方はこちら➡お打合せ・着工スケジュールの確認の詳細(作成中)
当初のスケジュール ■9月契約 ⇩…基本プランの打合せ、付帯工事の打合せ、インテリア・エクステリアの打合せ、基本プラン内容の確認 ■基本プラン確定11月 ⇩…外装廻りの打合せ、内装水廻り設備の打ち合わせ、インテリア電気設備の打合せ、エクステリアの打合せ、着工前の最終合意内容確認 ■お打合せの完了12月 ⇩…施工図(構造図)作成、性能評価申請手続き、融資承認 ■着工前の最終合意1月 ⇩…解体工事、地鎮祭無しの為省略 本体着工3月
はじめに頂いた予定スケジュールは上記です。本物には日付も入っていますが、月だけの記載にしています。
しかし、実際には少しずつ伸びてしまい、スケジュール通りには進みませんでした。最終的なスケジュールは以下です。
最終スケジュール ■9月契約 ⇩…基本プランの打合せ、付帯工事の打合せ、インテリアエクステリアの打合せ、基本プラン内容の確認 ■基本プラン確定 ⇩…外装廻りの打合せ、内装水廻り設備の打ち合わせ、インテリア電気設備の打合せ、エクステリアの打合せ、着工前の最終合意内容確認 ■お打合せの完了 ⇩…施工図(構造図)作成、性能評価申請手続き、融資承認 ■着工前の最終合意 ⇩…解体工事、地鎮祭無しの為省略 本体着工3月11月⇒12月12月⇒2月1月⇒2月
予定が後ろにずれ込んだ理由は、家のプラン(間取り)がなかなか決まらなかったためです。
最終的なプランには満足しています。お互いの両親の意見も取り入れることで綺麗にまとまったかなと思っています。
プラン決定までの流れについてはこちら➡家の間取り決定に難渋する理由4選と取り入れた施策【誰でも出来る】
スケジュールについては軽視しがちですが、考える時間がなくしょうがなく決めてしまう事がないようにスケジュールをあらかじめ把握して、全力で取り組んでいくことをオススメします。
ポイント ・思ったより考える時間がない ・面倒だけど、スケジュールはしっかり把握しましょう ・少しはスケジュールから遅れても良いが、着工はずらせないため、大幅な遅れは出来ません ・土地が大きいなどの理由で、プランの選択肢が多数ある場合は、決定に時間がかかるため、始めから全力で!
基本プランの決定の流れ
基本プランです。基本と言っても、ものすごく詳細です。
・配置計画:敷地境界、地盤面高さ、配置寸法 ・建物の形状:壁位置、屋根形状、建物高さ、開口位置寸法、面積 ・基本仕様:屋根材、外壁材、床材、設備大きさ ・付帯工事:屋外給排水、ガス、屋外電気工事…等 ・インテリア基本項目:内装イメージ、照明、カーテン方式 ・外構基本6項目:アプローチ計画
少しびっくりしたかもしれませんが、ほとんど設計士やインテリア、外構の方の質問に答えるだけで埋まっていきます。
逆に言えば、適当に答えていても出来てしまいますが、理想と違うものになるかもしれません。
しかし、安心してください、後半は毎回のようにパソコン画面でイメージ図を映し出してくれます。
基本プランの中でも、個人的に重要と思ったポイントをあげます。
重要ポイント ・建物の構造・間取り(もちろんでしょう) ・床材 ・屋根材と太陽光 ・外壁 ・外構
住友林業を選ぶ方は床材にこだわりたい方だと思います。
床材にしても、無垢板、挽板、突板の選択から、
オーク、メープル、栗の推奨仕様、ウォルナット、マホガニー、チェリー等の提案仕様まで選択肢は幅広いです。一番楽しみなところとは思いますが。急に出てきた「推奨仕様」と「提案仕様」ですが、推奨仕様がいわゆる標準です。提案仕様は有料オプションとなります。
ポイント
・推奨使用➡標準
・提案仕様➡有料オプション
床材の選択については、こちら➡1階の床材は何にしよう?2階は選び放題【床材の標準と提案一覧】(作成中)
屋根もスレートや瓦、軒天をおしゃれにするか、外壁をどうするか考えるのも大変です。太陽光を付けるかも迷ったところですが、私たちはつけないことにしました。➡太陽光をつけなかった理由(作成中)
外壁は近くに水路があるため、高いとは分かっていますが、タイルにしました。➡【住友林業】総タイルにした理由5つと必要な費用【2階建て・40坪】
契約が済めば(済む前もくれるかもしれませんが)、「EQUIPMENT SPECIFICATIONS」という冊子を早めに貰いましょう。推奨仕様と提案仕様が一覧になっています。金額は書いていませんが。
忘れがちの外構ですが、早すぎるぐらい、「外構担当者と話がしたい」と希望を出した方が良いです。
外構は疎かになりがちで、敷地面積が広い、特に角地であればあるほど、囲う面積が大きくなり外構費がかなりかさみます。
私たちの家は、 土地が広く角地だったため外構費が低く見積もっても400万であり、現在、地元の外構業者にも見積もりを取ってもらっています。
契約時には、ものすごく最小限で外構の見積もりを出されており、契約後の要望をお伝えすると 100万円ぐらい差額が出ました。
私の方も認識が甘く、家の値段ばかりに気を取られ、「外構は削ったら何とかなるだろう」思ってしまっていましたが、よく聞く「外構のラスボス」にやられてしまいました。
➡【値引き術有り】外構高過ぎ!住友林業緑化と地元外構屋のメリット・デメリット
ポイント
・建物の構造・間取り(もちろんでしょう)
・床材
・屋根材と太陽光
・外壁
・外構
※「EQUIPMENT SPECIFICATIONS(標準と有料の仕様書)」の冊子を早めに貰いましょう
※外構担当者と早めに話し、100%の見積もりを出してもらいましょう(地元の外構業者と相見積を取るには時間が必要です)
インテリアコーディネーターとの打ち合わせ
設計士との打ち合わせが大半を占めますが、もちろんインテリアコーディネーターとの打ち合わせも始まります。
先に言いますが、ここりん夫は、①面倒くさがり、②実用性重視、③ケチであり、インテリアコーディネーターと価値観が違っていました。
■ここりん夫の考え
おしゃれなダウンライト→シーリングライト一つでいい
ベット横のスタンドライト→いちいち付けるの面倒。シーリングで。
おしゃれな間接照明→埃が溜まりそうなのでいらない
最後に、一脚10万、40万する無垢のテーブルを勧められて、無駄な時間が過ぎました。
次回の打ち合わせの際、
費用がかさんでいること、実用的な価値観を持っていることを伝え、贅沢なテーブルとはやめることにしました。
絶対必要な場所のライトやカーテン、壁紙などを選んでいきます。
➡【住友林業】失敗しない壁紙(クロス)選びのポイント4つと差額費用2例
最終的には、費用が大きくかさみ、施主支給品としてシーリングライト、カーテンとすることにしました。インテリアが提示してくる金額が、ほぼ定価だったためです。
ポイント
・インテリアは価値観が出るので、先に希望 は伝えるべき
・費用を削るとすればインテリアが犠牲になりやすい
・シーリングとカーテンは施主支給品に出来る
外構担当との打ち合わせ
最後に登場したのが外構担当です。契約前に一度会ったかどうかも忘れたぐらいでした。もしかしたら会ってないかもしれない…。
外構は最後の最後で登場します。他の住宅メーカーはもっと酷いかもしれません。私たちの場合は土地が広く角地でもあったため外構を行わなければならない範囲がとても広かったです。
「コンクリートってこんなに高いんだ!」と言うのが一番の印象です。最終的に外構が総額500万近くになり、度肝を抜かれました。
色々調べると、住友林業は外構については、外構を業者に依頼し、仲介手数料を取られます。その分高くなるのでしょう。現在は地元の外構業者に見積もりを依頼中です。
と言うか、家のことや中のことで精一杯なのに、外構の構造なども短期間で決めないといけないのはかなりきついです。
贅沢な事ですが、土地が広いと選択肢が多いため、打ち合わせ時間も長く必要で、一般的なスケジュールでは厳しいと思いました。
注意ポイント
・契約時に外構費は抑えて書かれている事が多い
・外構ってそんなにお金かからないと思っている方は要注意
・早めに担当と正式な見積もりを取り、必要に応じて地元の外構屋に見積もりを取ってもらいましょう
必ず通る予算オーバーからのオプションの削除
たくさんの理想を詰め込んだプランにキッチン、インテリアですが、契約時との費用の差に驚くタイミングが来ます。
設計士の方が「理想から入りましょう。それから削っていけばいいです。」と言われましたが、 蓋を開けてみれば、坪単価がとんでもないことになっていました。➡【驚愕】最終的な坪単価はいくら?
キッチンや風呂などにこだわり、最終的にリビングを一回り広くし、軒を付けました。それもあってか、契約時のプランから1000万程高くなっており、税金も加えると、完全に予算オーバーです。
ポイント
・契約時は最低限の金額(オール標準仕様)
・理想を詰め込んだ贅沢な家になっているため
・オプション費用にかかる諸経費(12%)と税金
急いで削れるところを削っていきます。私たちの削ったオプションは以下です。
ポイント
・リビング天井高
・軒天裏
・テレビボード
➡テレビボード。リモコンの電波が通らないのが難点
・シーリングライト
・カーテン
・エコカラット、ウッドタイル
➡エコカラットとウッドタイル高いのは?➡紹介特典でウッドタイルUP
まずは、 施主支給品変えられるところのインテリアから。 テレビモードもニトリで安くて良いものがあることが分かったし、 シーリングライトも電気屋で買った方が安い。カーテンも、1階のリビングはオーダーメイドの良いものを使いましたが、残りは自分で購入した方が良さそうでした。
後は 、見栄えのためだけの、軒天裏、 天井高です。正直天井高と天井のウッドタイルは残そうか迷いましたが、無くてもいいと思い辞めることにします。
逆に、どうしても削れなかったオプションは、以下です。
ポイント
・キッチン廻り
・風呂場
・防犯カメラ、防犯ガラス
いつも使うキッチンや風呂周りはやはり良いものを使おうという考えです。便利さや時間を購入できるものなどはお金をしっかりとかけるようにしたいです。食洗器とか。
➡削らなかったオプション一覧と理由
計画狂わせの「きこりん税12%」と「消費税」
契約時は気づいていなかったのですが、諸経費という名の12%上乗せ費用が「すべてのオプション」と「外構費」全てにかかってきます。
例: 外構先行工事…489686+58762(諸経費12%)=548000
あまり気づかないのもそのはずで、契約前はオプションがほとんどついていませんが、提案仕様が増えるにしたがってどんどん膨れ上がってきます。
例はかわいいもので、桁が変わったら大変なことになります。
➡【きこりん税12%】住友林業の諸経費を出来るだけ抑える方法4選!
【まとめ】契約後の打ち合わせの流れや差額について
契約後の流れを説明しました。少しでも流れが分かればと思います。
大きく困ったのが、「外構」と「きこりん税」です。きこりん税についてもしょうがないところはありますが、 損した気になるんですよね。
未完成なところは多いですが随時修正していきます。
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